ゲーミングPCにおける最重要パーツと言えるGPU、それを搭載したパーツであるグラフィックカード選びのポイントをご紹介いたします。
PCでゲームを楽しむならVRAM 6GB以上のミドルレンジGPUがおすすめ
PCゲームにも様々なタイトルが存在していますが、家庭用ゲーム機でもリリースされているマルチプラットフォームタイトルや、最近人気のバトルロイヤルゲームなどを快適に遊べる性能を得るのであれば、ミドルレンジクラス以上のGPUがおすすめです。
具体的には、NVIDIAであれば「GeForce GTX 1660」、AMDであれば「Radeon RX 580」以上のモデルが、ゲーム用途でおすすめできる実力を備えたGPUです。これ以上なら、家庭用ゲーム機以上のグラフィックス品質が得られ、バトルロイヤルゲームならフルHD解像度で100fps超の動作も狙えます。
また、これらのGPUを搭載したビデオカードを選ぶ際、ビデオメモリ(VRAM)の容量は6GB以上を選んでおくのがおすすめです。
最近のゲームではグラフィックス品質の向上に伴い、フルHD解像度でもメモリ使用量が4GBを超えるゲームも増えてきています。メモリ容量が足りない設定ではカクツキや描画の破綻といった問題が発生する場合がありますので、グラフィックカードが十分なメモリを搭載していることは重要です。
グラフィックカードは高価なモデルほど堅牢で静粛
GPUを搭載するグラフィックカードは、複数のメーカーがそれぞれ同じGPUを搭載した製品を複数モデルラインナップしています。
同じメーカーで同じGPUを搭載したグラフィックカードは高価なモデルになるほど、高性能なGPUクーラーや、高品質で余裕のある設計の基板、GPUのオーバークロックなど、安価なモデルよりも高品質で高性能な仕様を採用しています。
オーバークロック仕様によって得られる性能のメリットは多くても1割以下であることが多いのですが、GPUクーラーの冷却能力の高さは静粛性の高い動作にもつながりますし、高品質な基板は長期間の高負荷動作での耐久性を実現します。
費用対効果を重視した場合、GPUメーカーの標準仕様に近い安価なモデルを選択するのも良いですが、長時間ゲームをプレイし続けることの多い方であれば、豪華仕様の高価なモデルを選ぶことでより高い満足度が得られるでしょう。