自作PCの知識

パーツをケースに組み込むその前に ~ 仮組テストのすすめ

 自作PCでは、組み立てたPCが上手く動かないトラブルに遭遇することがあります。

 こうしたトラブルの解決には少なくない労力を払うことになりますが、できるだけそれを軽減する方法としておすすめするのが仮組テストです。

パーツをPCケースに組み込む前に動作確認を行う仮組テスト

 ここでいう仮組テストとは、組み立てが完了する前に行う動作テストのことです。基幹パーツをPCケースに入れる前に組み立てて、起動から各パーツの認識状況のチェックなどを行います。

 この仮組テストを行う目的は、PCケース組み立て後にPCパーツの初期不良や組み合わせ上の問題を確認と特定を行うことにあります。PCが組みあがってから問題が発覚した場合、問題の特定のためのパーツの着脱も容易には行えず、結果として組み立てをやり直す二度手間になりかねません。

 仮組テストでは、マザーボードにCPU、メモリ、ビデオカード、SSDなどを搭載し、電源ユニットを接続してUEFIが起動すること、また各パーツがUEFI上で正しく認識されていることを確認します。ケースに固定していないためパーツを着脱しやすく、不具合原因特定も容易です。

 組み込み難易度が高いPCケースを使って自作する場合は、ここでOSインストールを済ませて、ストレステストまで通してしまっても良いでしょう。

 なお、仮組時はPCケースのように各パーツが固定されておらず、マザーボードなどの端子は絶縁もされていないので、物理的な接触や電気的なショートに注意が必要です。

 短時間の簡易的なテストなら、マザーボードの化粧箱などを土台にするだけで十分ですが、ストレステストなどで長時間動作させる場合は、当店で販売中のMANAITAN-Xのようないわゆる「まな板」

と呼ばれる土台があると安心です。

MANAITAN_X02

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