7月7日にAMDの最新世代CPUである「第3世代Ryzen」が登場します。発売前にすでにメディアで報道されているラインナップを確認してみましょう(販売情報は解禁後となります)。
最先端の7nmプロセスで製造されたZen2採用CPUが登場
7月7日に発売される第3世代RyzenはSocket AM4向けのCPUとAPUです。APU製品以外には最新鋭アーキテクチャである「Zen2」を採用し、7nmプロセスで製造されています。
第3世代Ryzenには、第2世代までのRyzenには無かった「Ryzen 9」が追加され、12コアCPUと16コアCPUがラインナップに加わりました。また、第2世代に比べCPUクロックも向上しており、アーキテクチャ刷新によるコア性能向上も相まって、高い処理性能が期待されるスペックとなっています。
なお、ラインナップ最上位の16コアCPUであるRyzen 9 3950Xは9月発売となっており、7月7日に発売されるCPUでは、Ryzen 9 3900Xが最上位となります。
もっとも注目の製品は、7月7日に発売されるCPUの中では最上位に位置するRyzen 9 3900Xでしょう。一段上にRyzne 9 3950Xが存在するとはいえ、499ドルで購入できる12コア24スレッドCPUはコストパフォーマンスの観点から非常に魅力的な存在です。
また、TDP 65Wモデルながら高クロック動作を実現しているRyzen 7 3700Xも魅力的なCPUです。329ドルという価格から、コストパフォーマンスとワットパフォーマンスに優れたCPUであることが期待されます。
第3世代Ryzenは対応BIOSにアップデートすることで、既存のSocket AM4マザーボードの多くで利用できます。新規の自作にはもちろん、Ryzenユーザーの方はアップグレード先として、第3世代Ryzenのラインナップをチェックしてみましょう。