現在販売中の自作PC向けマザーボードは、ほぼ全てがGigabit LAN以上の有線LANポートを搭載しており、ルーターなどとの有線接続のためにLANカードを購入する必要はありません。
また、最近のマザーボードには、2.5GbE(2.5Gbps)や10GbE(10Gbps)に対応したNIC(Network Interface Controller)をオンボード搭載した製品も登場しており、それぞれの速度に対応したルーターやハブ、NASなどと接続することで、Gigabit LAN(1Gbps)を超える速度での通信が行えます。
ただし、2.5GbEや10GbEを搭載したマザーボードは高価なハイエンドクラスの製品が中心であるため、オンボードで高速なLANポートを備えたマザーボードを選ぶよりも、別途LANカードを購入した方が費用対効果に優れた選択となる場合があります。
また、LANカードを追加してLANポートを増やせば、インターネットに接続するネットワークとは別のネットワークに接続したり、NASとPCを直結すると言った使い方も可能です。
▲ASUS XG-C100C
最大で1.25GB/sの速度を実現する10GbE対応LANカードは1万円台から購入できますので、NASとの高速通信や、普及が始まりつつある10Gbpsのネット回線を利用するのであれば、LANカードによる増設を検討してみてはいかがでしょうか。