OCMEMORYより発売となったDDR4-3600 32GBキットを試してみました。
AMD X570専用となっているこのメモリは、最終テストをAMDプラットフォームで行っていることもあり、AMDで使用するのに特化した仕様となっています。
第3世代Ryzen対応で、DDR4-3600動作が可能です。DRAMはSK Hynix D dieが使用されています。
【テスト環境】
マザーボード:ASRock X570 Phantom Gaming 4(BIOS P2.60:AGESA 1.0.0.4)
CPU:AMD Ryzen 5 3600X
BIOSは現時点で最新のP2.60に更新してテストを行っています。
BIOSでの設定はXMPをONにします。
XMPは元々はIntelで使用されていたものですが、現在はAMDもこの仕様でメモリ設定を読むことができるようになっています。各マザーボードメーカーで名称は異なっていますが、ASRockではそのまま「XMP」と表現しています。
OC Tweakerタブの「Load XMP Setting」の項目より「XMP 2.0 Profile 1」を選択します。これによりスペックである「クロック:DDR4-3600、タイミング:CL18-22-22-42、電圧:1.35V」が設定されます。
起動してCPU-Zの「Memory」タブでDDR4-3600で動作しているのを確認します(CPU-ZのDRAM FrequencyはDDRの1/2の数値を示します)。Prime95の負荷テストも2時間通りました。
※(2020.5.19追加)XMPの設定のみではInfinity Fabric Frequency:メモリクロック対比が1:2で起動してきました。この対比についての補足と、パフォーマンスを重視し、強制的に1:1にする方法については以下の記事をご覧ください。
2枚セットですので、4枚は製品保証外ではありますが試してみました。参考に画像を貼っておきます(当店で4枚動作を保証するものではありません。各自お試しください)。