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第10世代Core「Comet Lake-S」のラインナップをチェック

 5月20日から販売がスタートしたIntelのデスクトップ向け第10世代Coreプロセッサ「Comet Lake-S」の製品ラインナップを紹介します。

第10世代Coreプロセッサは6ブランド

 Intelのデスクトップ向け第10世代CoreプロセッサであるComet Lake-Sには、10コア20スレッドCPUの「Core i9」を筆頭に、8コア16スレッドCPU「Core i7」、6コア12スレッドCPU「Core i5」、4コア8スレッドCPU「Core i3」、2コア4スレッドCPU「Pentium Gold」、2コアCPU「Celeron」、以上6ブランドのCPUが投入されます。

 各ブランドの製品のラインナップは以下の通りです。

Comet Lake-S ラインナップ

Celeron以外はすべてHT対応、Core i7以上はDDR4-2933サポート

 Core i3以上の製品型番は、製品のグレードを示す5桁の数字と、0~2文字のアルファベットで構成されています。数字の後に付与されるアルファベットの意味は、「K」がオーバークロック対応の倍率ロックフリーモデル、「F」が内蔵GPU非搭載モデルであることを意味しています。

 Comet Lake-Sの特徴としては、最廉価モデルのCeleron以外がHyper-Threadingテクノロジーに対応したことで、CPUコア数の倍のスレッド数(論理コア数)を実現。Core i7以上ではDDR4-2933メモリをサポートしました。

 また、前世代まで95Wが標準であった「K」モデルのTDPは125Wに引き上げられています。無印モデルのTDPは65Wに据え置かれていますが、この結果としてCPUの定格クロックはKモデルと無印モデルで大きく異なっています。このTDPと定格クロックの差は、長時間の高負荷処理で大きな性能差となり得ます。ご購入の際はご一考ください。

※現時点(5/28)ではまだすべてのモデルは発売されておらず、順次販売開始となります。

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