Intelの第10世代Coreプロセッサ「Comet Lake-S」向けにCPUクーラーを選ぶ際のポイントを紹介いたします。
Comet Lake-S(LGA1200)にはLGA1151向けCPUクーラーが利用可能
Comet Lake-Sは、新CPUソケットのLGA1200を採用しているため、第9世代CoreまでのLGA1151対応CPUとの互換性はなくなりました。しかし、CPUクーラーの固定方法については変更されておらず、LGA1151対応CPUクーラーをそのまま取り付けることができます。
オーバークロックやリミット解除を狙うなら高性能CPUクーラーが必須
TDP 125Wモデルの発熱は、第9世代のTDP 95Wモデルより大きくなっていますが、120mmファンを搭載したサイドフロー型CPUクーラーであれば、多くの製品が十分に冷却できる性能を備えています。
ただし、8コアや10コアのCPUをオーバークロックしたり、ブースト動作の電力リミッターを解除して動作させる場合、CPUは160~180W以上の電力を消費して発熱するため、ハイエンド空冷CPUクーラーや、240mm以上のラジエーターを備えたオールインワン水冷の利用が推奨されます。
特に、標準で電力リミッターが解除されている一部のハイエンドマザーボードを利用する場合には、高性能なCPUクーラーを導入することをおすすめします。