自分が使うPCの用途なら、いくつのCPUコア数がいいのか? CPUコア数選びの目安を紹介します。
ウェブ閲覧やイラスト制作などに好適な「4コア」
現在のエントリークラスCPUに多いのが4コアCPUです。
このクラスのCPUは、ウェブ閲覧やオフィスアプリの操作をこなせる処理性能を備えており、イラスト制作などでも十分なパフォーマンスを発揮します。
4コアCPUは1~2万円程度で購入できますので、軽作業用のPCを安く構築したいという方におすすめです。
ゲームや動画制作で利用したい「6コア」
6コアCPUは、近年マルチコアへの対応が進んでいるゲームや、処理に複数のコアを利用する機会の多い動画制作などで高いパフォーマンスが期待できます。
2~3万円程度で購入できるため導入コストも比較的安価で、ミドルレンジクラスのビデオカードと組み合わせれば、これからゲームや動画制作をはじめてみたいという方に十分な性能を提供できるPCが構築できます。
コストとパフォーマンスのバランスに優れる「8コア」
8コアCPUは、現在のIntelとAMDのCPUラインナップにおいて、もっともコストと性能のバランスに優れた選択肢です。
多くの製品がマルチスレッド性能と1コア当たりの性能を兼ね備えており、ゲームやクリエイティブな用途の多くを快適にこなせるCPUとなっています。
価格自体は4万円を超えるものが多いため高価に感じられるかもしれませんが、実際のPC利用では複数のアプリケーションを同時実行する「ながら作業」となることも多いので、4コアCPUや6コアCPUをおすすめした用途での利用が多い方であっても、予算が許すのであれば8コアCPUを選択するのがおすすめです。
動画の書き出しやCGレンダリングを高速化したいなら「10コア」以上
Comet Lake-SのCore i9や、AMDのRyzen 9には10コア以上のCPUがラインナップされています。
これらのCPUは非常に優れたマルチスレッド性能を実現しており、動画の書き出しやエンコード、CGレンダリングのようにCPUのマルチスレッド性能を必要とする処理を高速化できます。