OCMEMORYよりJEDEC準拠のDDR4-3200メモリが発売となりました。
容量は32GB(16GB×2)、64GB(32GB×2)、128GB(32GB×4)の3つのラインナップとなっています。
AMD最新チップセットのRyzen 5000シリーズではDDR4-3200メモリをサポートしています。
ですが、「JEDEC準拠DDR4-3200だから、何も設定しなくても、DDR4-3200で起動する」というのは一部の条件に当てはまった環境に限られます。
メモリのランクや挿す枚数、マザーボードのチップセットによって、JEDEC準拠DDR4-3200でも異なるメモリクロックで起動します。「JEDEC準拠だから何もしなくていい」ということではありません。
たとえば、このOCMEMORYの製品、OCM3200CL22D-32GBNAはDRAMが1ランクでの実装が仕様となっています。この場合、スペック通り、設定なしでDDR4-3200起動します。2ランク仕様や4枚挿しにした場合、必ずしもDDR4-3200では起動しません。
その場合の対処としてこの製品はXMPにもJEDEC準拠スペックである「DDR4-3200、CL22-22-22、1.2V」が入っているので、XMP設定により安定してDDR4-3200で使えるようになっています。
またAMD Ryzen環境ではメモリ4枚挿しが苦手だった部分が、第3世代、第4世代と世代がすすむにつれて大きく改善されてきています。32GB×4の128GB環境での運用も容易になってきていますので、B550+Ryzen 5000シリーズで比較的安価に大容量メモリを搭載することもできます。
DDR4標準電圧の1.2Vスペック、DRAMにSk hynixのメジャーチップ採用と、安定度とロングライフを重視したDDR4-3200メモリとなっています。