今回は、PCのパフォーマンスを測定することのできる総合系ベンチマークソフトをご紹介します。
PCMark 10
PCMark 10は、3DMarkなどを提供しているUL Benchmarkのベンチマークソフトです。基本的には有料ですが、無償版でも基本の性能測定テストは実行できます。
PCMark 10(UL Benchmark)
https://benchmarks.ul.com/pcmark10
実際のPC用途でのパフォーマンス測定として、クリエイティブアプリやゲーミング性能だけでなく、アプリケーションの起動時間やビデオ会議アプリでのパフォーマンスといった、他のベンチマークソフトでは測定されることの少ない項目のテストを実行し、PCがどれだけ快適に使えるのかをスコア化します。
PCMark 10で拡張テストを実行できるAdvanced Editionは、ゲーミングプラットフォームであるSteamでも配信されており、セール時には通常価格より大幅に安く購入できます。多くのメディアでテストされるメジャーなベンチマークソフトのひとつですので、興味があれば購入されてみてはいかがでしょうか。
SiSoftware Sandra
SiSoftware Sandraは、PCを構成するパーツでさまざまなテストを実行できるベンチマークテストです。有償版が提供されていますが、基本的なテストは無償版でも実行できます。
SiSoftware Sandra
https://www.sisoftware.co.uk/
CPUやGPUを使った科学技術計算や暗号化性能を測定できるほか、メインメモリに対しても帯域幅やレイテンシを測定するテストが用意されているので、パーツの変更やオーバークロックなどのチューニングによって、PCの性能がどのように変化したのかを詳細にチェックできます。
Geekbench 5
Geekbench 5はPrimate Labsが提供するベンチマークテストです。有料のソフトですが、測定結果をウェブで共有するトライアル版であれば無料で利用できます。
Geekbench 5
https://www.geekbench.com/
Geekbench 5で測定できるのは、CPU性能とGPUコンピューティング性能で、先に紹介したベンチマークよりテスト項目自体は少ないのですが、クロスプラットフォーム対応ベンチマークであるため、Windows PCだけでなく、macOSやLinux、Android、iOSなどとスコアを比較できます。