AMDとNVIDIAの最新世代GPUについて、両社のラインナップを紹介いたします。
AMD Radeon RX 6000シリーズ
AMDの最新GPUは、7nmプロセスで製造されたRDNA2アーキテクチャ採用GPU「Radeon RX 6000シリーズ」です。
Radeon RX 6000シリーズは、先進的な製造プロセスと最新のアーキテクチャによって高いGPU性能を実現するだけでなく、AMD製GPUとしては初めてDirectX Raytracing(DXR)用の演算ユニット「Ray Accelerator」を搭載。リアルタイムレイトレーシングによる光の表現が可能となっています。
現在までに登場しているのは、ミドルレンジのRadeon RX 6700 XTから、ウルトラハイエンドのRadeon RX 6900までの4製品で、いずれも12GB以上の大容量VRAMを備えています。
NVIDIA GeForce RTX 30シリーズ
NVIDIAのGeForce RTX 30シリーズは、8nmプロセスで製造されたAmpereアーキテクチャ採用GPUです。
従来よりも多くのCUDAコアの他、第2世代となったレイトレーシング用演算ユニット「RTコア」や、第3世代の深層学習用演算ユニット「Tensorコア」を備えており、競合を上回るリアルタイムレイトレーシング性能や、Tensorコアを用いてアップスケーリングを行うDLSSによって、ハイクオリティな映像でゲームを楽しむことができます。
現在までに、ウルトラハイエンドのGeForce RTX 3090から、ミドルレンジのGeForce RTX 3060までの5製品が登場しています。
どちらも優れたゲーミング性能を優れたGPUですが、レイトレーシング性能や3DCGレンダリングなどではGeForce RTX 30シリーズに分がある一方、全てのGPUが高画質&高解像度でも安心のVRAM容量を備えているのがRadeon RX 6000シリーズの強みとなっています。