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NVIDIAのプロフェッショナル向けGPU「RTX 5000 Ada」

 本日はNVIDIAのプロフェッショナル向けGPU「GeForce RTX 5000 Ada」についてご
紹介します。

Ada Lovelace世代のプロフェッショナル向けGPU

 「RTX 5000 Ada」はNVIDIAのプロフェッショナル向けハイエンドGPUで、Ada Lovelaceアーキテクチャを採用しています。製品としての位置づけとしては、プロフェッショナル向けGPUで最上位の「RTX 6000 Ada」に次ぐ上から2番目の製品です。

 RTX 5000 AdaのGPUコアでは、12,800基のCUDAコア、100基のRTコア、400基のTensorコアが有効化されており、VRAMには32GBのECC対応GDDR6メモリを搭載しています。総ボード電力(TBP)は250Wです。
RTX 5000 Ada

GeForce RTX 40シリーズと同世代の「RTX 5000 Ada」

 Ada Lovelaceはゲーミング向けに提供されている「GeForce RTX 40シリーズ」にも採用されているGPUアーキテクチャで、製品名から世代の異なる誤解されることもありますが「RTX 5000 Ada」は「GeForce RTX 40」と同世代の設計を採用したGPUです。

 プロフェッショナル向けGPUであるRTX 5000 Adaは、大容量かつECC対応GDDR6メモリの採用や専用ドライバの提供により、プロ現場でのCGレンダリングや物理演算、生成AIなどでパフォーマンスを発揮できるようにチューニングされています。ゲーミング向けのGeForce RTX 40シリーズ製品とは、同世代の設計を採用しながらも方向性の異なる製品なのです。

 RTX 5000 Adaの販売価格は80~90万円程度です。個人で導入するには金銭的なハードルがかなり高いですが、最新鋭のAda LovelaceアーキテクチャとTSMC 4Nプロセスで製造されたRTX Ada シリーズは、前世代から性能と電力効率が大きく向上しております。プロフェッショナル向けGPUを必要とするワークステーションにとって、RTX 5000 Adaは特に高い性能が期待できるGPUのひとつです。

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