今回は、Windows 10/11が標準機能として備えている「Windows メモリ診断ツール」について紹介します。
手軽に利用可能なWindows標準のメモリテスト
Windows メモリ診断ツールは、OSであるWindowsが標準で備えているメモリテスト機能です。より高機能なメモリテストツールや、OS上で動作するストレステストソフトも存在しますが、OS標準機能なので手軽に利用できるのが魅力です。
このツールはコントロールパネルの「システムとセキュリティ」→「Windowsツール」などからアクセスできるほか、スタートメニューの検索バーに「メモリ診断」と入力することでも利用できます。なお、ツールの利用には再起動が必須なので、起動中のアプリケーションは事前にデータを保存して終了しておきましょう。
「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」を実行すると、再起動後に自動的でWindows メモリ診断ツールが起動し、テストが開始されます。
そのままテストが終了すると自動的にPCが再起動してOSが起動します。テスト結果についてはOS起動後に通知されるほか、イベントビューアーでも確認することができます。
メモリテストとしての機能は「Memtest 86」などの専用ツールの方が充実していますが、簡単に実行できるので、PCが不調になった際の簡易チェックツールとして利用するのが良いかもしれません。