パーツの選び方 メモリの知識

メモリはどう選べばいいのか ~初級編~

当店によくご質問いただく「メモリの選び方」についてまとめてみます。
今回は基本的な要素から選ぶ初級編です。

メモリの選び方について教えて。

はい。まず使用しているマザーボードを教えてください。

マザーボードに何を使用しているかが、選ぶ際に必要な情報となります(機種によってはCPUの情報も必要です)。

えいすーすのTUF Z790-PLUS WIFI。

ではDDR5をお探しですね。メモリは多くの種類があり、選ぶのが大変だと思います。選ぶときに以下のことを決めておけば、製品が絞り込めてきます。

メモリを選ぶための3つのポイント

デスクトップ用DIYパソコンのメモリを選ぶには大きく以下の3つの要素があります。

  • 容量
  • クロック
  • LEDの有無

まずは容量です。
現在最新の規格であるDDR5の場合、主に

  1. 16GB(8GB×2枚組)
  2. 32GB(16GB×2枚組)
  3. 48GB(24GB×2枚組)
  4. 64GB(32GB×2枚組)
  5. 96GB(48GB×2枚組)

が販売されています。どの容量を選ぶかはPCを何に使うかによって変わってきます。
インターネット閲覧、オフィス系ソフト、ゲームであれば通常は32GBあれば十分です。それ以上の容量は、画像処理、動画編集などのクリエイティブ系、業務系の特殊なソフトの利用の場合に検討してください。
16GBですと、軽い処理のインターネット閲覧、オフィス系ソフト、ゲームなどの用途になります。複数のソフトの起動、ブラウザのタブを多様される場合は32GBのほうが余裕があります。

では32GBで。

クロックはマザーボードのスペックをチェック

次はメモリクロックを決めましょう。

メモリクロックはメモリの速度を表しています。数値が大きいほど処理は速くなります。このクロックの選択は何を重視するかで決まってきます。

  • 安定度重視で使いたい
  • パフォーマンスも考慮したい
  • とにかく速いものがほしい

(1)安定度重視の場合は、メーカーが定めるメモリクロックを選びます。これはCPUと、マザーボードのチップセットで決まります。調べ方はマザーボードのスペックの部分を確認してください。以下はASUSのWebサイトよりマザーボードのスペック部分を確認したものです。

「・・・、5800(OC)、5600、・・・・」となっている「(OC)」の有無の切れ目に注目。DDR5-5600がメーカーが定める「定格クロック」、DDR5-5800~がオーバークロックメモリの範疇となります。安定度重視の場合は、定格クロックであるDDR5-5600を選ぶといいでしょう。
定格クロックはプラットフォームで異なっているので、マザーボードのスペックを確認してください。

(2)パフォーマンスも考慮したい場合は、定格より上のクロックであるオーバークロックメモリを選ぶことになります。上のクロックになるほど価格がアップしますが、DDR5の場合、DDR5-6000~6800であればDDR5-5600とそこまで大きな価格差はありません。なので、使用しているマザーボードに対応したクロックのものを選ぶと定格クロックのものよりパフォーマンスアップも期待できます。

(3)とにかく速いものがほしい場合は、どのクロックまでマザーボードが対応しているか調べる必要があります。こちらの詳しい内容は別のブログにまとめる予定です。


どのクロックがおすすめ?

特にこだわりがない場合は定格より少しクロックの高い、DDR5-6000をおすすめしています。理由はその下のクロックのものと大きな価格差がないことと、大体のマザーボードが対応していることです。DDR4ですとDDR4-3200~3600のレンジが無理のないクロックと言えます。

当店のページではクロックと容量の絞り込みができます。DDR5だけですと183製品が登録されています(2024年5月現在)。ここから選ぶのは大変ですね。
まずメニューよりDDR5-6000を選んでください。この時点で62製品に絞り込まれます。

左カラムの下の方の「容量」のところで「32GB」を選びます。これで30製品に絞り込まれます。

見た目も大事。LEDありなし、ヒートスプレッダーの色

LED機能はどうしますか? メモリの上部がLEDでキレイに光るものです。

LEDありで。

次に左カラムで「LED機能」で「有」を選んでください。13製品となります。LED機能ありの場合は、ケースのサイドパネルがウインドウタイプものをおすすめします。

INTELプラットフォームのマザーボードをご利用ですので、同じように「INTEL XMP/AMD EXPO」で「INTEL XMP」を選びます。XMPとはメモリを設定するための規格です。マザーボードの設定でXMPをオンにすると、クロック、電圧、タイミングなどメモリの設定が完了します。
これで10製品となりました。

選びやすくなった!

この10製品はメモリのタイミングの違いとヒートスプレッダーの色の違いです。

タイミングって?

タイミングは数値が低いほど速いです。今回は一番数値が小さいCL32のモデルを選んでみましょう。タイミングについて詳しくはまた別の機会にお話しします。あとはヒートスプレッダーの色(ブラック、シルバー、ホワイト)で選びましょう。

じゃあ、シルバーがいい。

すると1つの製品に絞られて、今回はG.Skill Trident Z5 RGB F5-6000J3238F16GX2-TZ5RSになります。

やった!

今回は、もっとも簡単にメモリを選ぶ方法をお伝えしました。現在DDR5とDDR4ではこの絞り込み検索が可能です。メモリ選びにご利用ください。なお、DDR4ではINTEL/AMDのどちらでも使える製品も多いため、INTEL/AMDでの絞り込みはできません。

興味のある方は、さらにメモリ選びの理解を深める「互換性」について解説した「メモリはどう選べばいいのか ~中級編~」もご覧ください。

当店ではメモリ選びに迷った場合、スタッフが最適なメモリを紹介する「メモリコンシェルジュ」を行っています。
以下のリンクよりご遠慮なくお問い合わせください。

OVERCLOCK WORKSのメモリコンシェルジュ

-パーツの選び方, メモリの知識