本日はEXTREME COOLING CUPで、ドライアイスを使って冷やしてみました。
ドライアイスは比較的手に入れやすく扱いやすいので、EXTREME COOLING CUPでのCPU冷却におすすめできる冷媒です。CPU電圧1.35VでWindowsを起動して、しばらくおいておくと写真のようにマイナス66.5℃くらいまで温度がさがりました。機材は以下のものを使用しました。
CPU:AMD FX-8150
マザーボード:ASUS Crosshair V Formula
CPU冷却:REEVEN EXTREME COOLING CUP
メモリ:G.Skill F3-17000CL9Q-16GB
今回は新橋にある中央冷凍産業さんから買ってきました。1キロ400円で、2キロ購入。普通に小売りもしてくれます。ドライアイスが近くで買えない場合は、全国に配送している業者さんもあるので、そういったサービスを利用するといいかと思います。ドライアイスはたいていブロックで販売されているので、それをカナヅチなどで砕いて使います。
また有機溶媒を入れると温度が下がりやすくなるので、手に入りやすいエタノールなどを使うといいと思います。溶媒を入れると煙がでてきて、冷やしている雰囲気が出てきます。
今回はまずCINEBENCH R11.5で8コアでのベンチ完走限界を見てみました。
→MAXON CINEBENCH
結果はCPU電圧1.75V、5.7GHzで完走。ポイントは9.31でした。8コアをフルに使うベンチなので、マイナス60℃台でスタートしても完走時にはマイナス40℃台まで一気に温度が上昇します。5.8GHzは電圧を1.8Vまで入れても完走しませんでした。この冷却域では電圧はもう十分ということのようです。やはりAMD FXはもっと冷却しないとさらには伸びないようですが、冷却しすぎて起動しなくなるなどのコールドバグがないため、極冷するのに扱いやすいCPUといえます。
しばらくやっているとカップの周りに霜がついてきます。冷やし続けていれば、この霜はあまり溶けずにいてくれるのでいいのですが、途中で冷却を止めてしまうと霜が溶けて水になり、機材を壊す原因になるので注意が必要です。
1コアでのクロック限界も見てみました。1.85Vで6.23GHz(CPU-Z読み)となりました。ドライアイス冷却でも6GHz超えてきました。冷やした分、空水冷とは違う領域で楽しむことができます。以上、約2時間くらいの検証で2キロのドライアイスがなくなりました。ドライアイスはどんどん昇華していきますので、買ったらすぐ使うか、通販でドライアイスを買う場合は少し多めに用意しておくといいと思います。
EXTREME COOLING CUPは近日発売! ご予約受付中です。
http://www.ocworks.com/products/detail/10612