
CPUの性能を計測する定番のベンチマークソフトの最新版となる「Cinebench 2026」が登場しました。
今回は、今後CPUのレビューなどで多用されることになると思われるCinebench 2026について紹介します。
MaxonのRedshiftエンジンを採用するCinebench 2026
Cinebench 2026は、3DCGソフト「Cinema 4D」などを開発しているMaxonが提供するベンチマークソフトの最新版です。
ベンチマークソフト本体はMaxonのサイトで配布されているほか、Microsoft Storeでも提供されており、無料で入手および利用することができます。
CinebenchはCinema 4Dのレンダリングエンジンを使用して3DCGレンダリングを行った際のパフォーマンスを計測するベンチマークソフトであり、最新版であるCinebench 2026はMaxonが開発したレンダリングエンジン「RedShift」を採用しました。
CinebenchはCPU性能を計測するベンチマークソフトとして有名ですが、Redshiftを採用するCinebench 2026はNVIDIAのGeForce RTX 50シリーズやAMDのRadeon RX 9000 シリーズといった最新GPUをサポートしており、GPUの3DCGレンダリング性能を計測することも可能です。
SMT対応CPUコアの性能を計測するCPUテストが追加
Cinebench 2026では標準で用意されているCPUテストの内容が拡充され、すべてのCPUコア/スレッドで処理を実行する「Multiple Threads」、1スレッドのみで処理を実行する「Single Thread」、そしてSMT(Simultaneous Multi‑Threading)に対応するCPUコア1基で処理を実行する「Single Core」の3つが選択できるようになりました。
各CPUテストは標準で最低実行時間が10分に設定されており、CPUが長時間に渡って発揮できるパフォーマンスを計測する仕様となっています。
なお、従来のCinebench同様、最低実行時間やCPUテストの内容はカスタマイズ可能であり、24時間以上の長時間や任意のCPUスレッド数でテストを実行することも可能です。
メモリアクセス性能もスコアに影響するCinebench 2026
Cinebench 2026のCPUテストは、ひとつ前のバージョンであるCinebench 2024と同じくメモリアクセス性能が少なからずスコアに影響するようになっています。
これは、より現代的な利用シーンを想定してメモリを大量に使用するシーンのレンダリングを実行するためで、CPUレンダリング時には6.5~8.5GBのシステムメモリを必要とします。このため、CPUレンダリングのシステム要件では最小システムメモリが16GBに設定されており、GPUレンダリングについても8GB以上のVRAMが必要となっています。
なお、Cinebench 2026の実行にはCPUのAVX2対応が必須です。現代のIntel製やAMD製のCPUは基本的に対応していますが、古いCPUでは動作しない可能性があります。
CPU性能の比較だけでなく安定性や冷却性能の確認用負荷テストとしても有用
Cinebench 2026は定番ベンチマークソフトですので、メディアなどのレビューで掲載されたスコアとご自身のPCのパフォーマンスを比較するのに役立ちます。
また、CPUとメモリやGPUに高負荷を長時間掛けることができるため、ハードウェアの安定性を計測したり、CPUやGPUが適切に冷却できているのかを確かめる負荷テストとしても有用です。無料で利用できますので、まずは一度ご自身のPCで実行してみてはいかがでしょう。
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