CPUを冷却する方法としての「水冷」は、オールインワン水冷クーラーの登場でとても身近なものとなりました。最近はさまざまなメーカーからオールインワン水冷クーラーが販売されており、ラジエーターのサイズも増えてきました。
今回は、オールインワン水冷クーラー選びで重要なラジエーターサイズと、使用できるファンのサイズについて紹介します。
水冷クーラーのラジエーターは、CPUの熱で温まった冷却液を冷やすためのユニットです。ラジエーターが大型になるほど放熱面積が広くなり、放熱できる熱量が大きくなります。オールインワンタイプの水冷ユニットの冷却能力は、このラジエーターのサイズに大きく依存しています。
ラジエーターはそのサイズごとに、使用できるファンが異なっています。使用できるファンと、ラジエーターの大きさをまとめたものが以下の図です。
ラジエーターのサイズは120mmや240mmというように、搭載可能なファンを横並びに並べた際の長さで表記されていることが分かります。
ただ、実際のラジエーターには、ファンを取り付けるスペースの他に、チューブを引き出すスペースなどがあるため、ラジエーターの全長は数センチ長くなっています。PCケース側に十分な余裕があることを確認する必要があります。
ファン1基分の120mmや140mmラジエーターは取り付けられるケースが多く扱いやすい製品ですが、冷却能力を重視した240mm以上のラジエーターを備えた製品は、PCケース側の仕様によっては取り付けられない製品が少なくありません。
大型ラジエーターを備えたオールインワン水冷クーラーを選ぶときは、PCケース側の取り付け可能なファンのサイズと数、そしてスペース的な余裕を十分に確認したうえで選びましょう。
なお、当店は、お客様のご希望に添ったパーツ構成でお見積りを作成する「フルオーダーメイドBTO お見積りフォーム」をご用意しております。お使いになられたいCPUクーラーがございます場合は、こちらのフォームよりお問い合わせいただくことで、搭載可能か否かの回答を含めたお見積りが可能です。
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