ASRock Z170 OC FormulaでDDR4-4000の動作テストを行いましたが、XMP設定で起動してPrime95も1時間問題なく動作しました。
さらに上を目指してみようと考え、XMP設定後、メモリクロックのみDDR4-4133に変更して試してみました。
ですが残念ながらBIOS起動せず。BIOS起動する前に、OC設定なので起動できないからデフォルトに戻すか?というメッセージがでます。XMP設定ではなく手動でクロック、タイミング、電圧を設定してみましたが、それでも起動しませんでした。
起動するかはデバッグLEDを見ているとわかります。通常はスルーする部分のコードが何度かリピートするからです。
試したのは現状の最新BIOS、バージョン2.60なのですが、OC FormulaはデュアルBIOSなのでスイッチを切り替えてみると初めから入っていた古いバージョンの1.70がありました。
ちょっとこのバージョンで試してみたところ、DDR4-4133で起動、Cinebench R15も完走しました。スコアも926cbとメモリクロックの高さが良い結果となって表れています。
基本的にはBIOSは新しいバージョンほどメモリの対応は幅広くなり良くなっているのですが、稀に古いバージョンのほうがメモリ耐性がいいことがあります。特に高クロックのメモリになると、微妙なBIOS変更が安定動作の妨げとなることがあります。
メモリクロックの限界をみたい場合は、いろんなBIOSを試していじってみるのもありかと思います。
一方、常用のPCで高クロックメモリを使っていて安定動作しているときは、むやみにBIOSをアップしないことをおすすめします。ASRock Z170 OC FormulaのようにデュアルBIOSの機能があるマザーボードであれば、片方に安定動作しているBIOSをキープしておけば、もう片方のBIOSでいろいろなバージョンを試すことができるので便利だと思います。
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