AMDが今年前半の投入を予告していた新CPU「Ryzen」について、最初の製品となる3モデルと、発売日が北米時間の3月2日(日本時間3月3日)となることが発表されました。
http://www.amd.com/en-us/press-releases/Pages/ryzen-7-2017feb22.aspx
AMD Ryzen 7と命名された新CPUは、Ryzen 7 1800Xを頂点とする3つのモデルがラインナップされており、いずれも8コア16スレッドCPUとなっています。
AMD Ryzen 7では、従来のBulldozer系アーキテクチャを刷新するZenマイクロアーキテクチャを採用するとともに、製造プロセスも最新の14nmへとシュリンクされました。これにより、8コア16スレッドCPUでありながら、TDPは65~95Wと低い値に抑えられています。
Bulldozer系アーキテクチャ最終世代から動作クロックあたりの性能を40%引き上げることを目標に開発されたZenマイクロアーキテクチャは、実際には50%以上の改善を果たしているとのことで、非常に大幅な性能向上を果たしたことになります。
AMDによれば、最上位のRyzen 7 1800Xは、同じ8コア16スレッドCPUのIntel Core i7-6900Kを「CINEBENCH R15」のスコアで上回るマルチスレッド性能を持っているとしており、たいへん費用対効果の高いCPUとなることが期待されます。