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【BTO】ゲーミングPC向けカスタマイズプラン ~ 2017年6月版

 近年、海外のメーカーだけでなく、国内メーカーからも最新タイトルのPC版が発売されることが増えてきました。多くのPC版ゲームでは、コンシューマゲーム機よりも美しいグラフィックで最新のゲームを楽しめるというメリットがありますが、それにはゲーム用途に適した高性能なPCが必要です。

 今回は、当店のBTOパソコンをベースに、最新のゲームタイトルを楽しむために必要な「パーツ構成のカスタマイズ」についてご紹介いたします。

最優先パーツはグラフィックカード

 PCでゲームを楽しむ上で最も重要なパーツはグラフィックカードです。グラフィックカードは、3D描画を担当するGPUを搭載しているため、GPU性能の良し悪しがゲーム画面の描画能力が決定します。

 基本的に、コンシューマゲーム機よりも美しいグラフィックを楽しむのであれば、ミドルレンジよりも上のクラスのGPUを選択する必要があります。NVIDIAであればGeForce GTX 1060以上、AMDであればRadeon RX 570以上が該当します。なお、プレイしたいゲームの推奨スペックがこれ以上のGPUを要求している場合、そちらを優先する必要があります。

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 また、グラフィックカードを選ぶ場合、搭載しているGPU以外にビデオメモリ(VRAM)の容量も重要な要素です。マルチプラットフォームでリリースされる最新のゲームタイトルを存分に遊ぶのであれば、ビデオメモリの容量は4GB以上は確保しておきたいところです。

 グラフィックカードの選び方については、以下の記事もご参照ください。
 2大GPUメーカーのラインナップをチェック(2017年5月版)
 https://blog.ocworks.com/archives/52045406/

プレイするゲームのジャンルでCPUを決定

 ゲーミングPCにとって、グラフィックカードに次いで重要な要素はCPUです。ゲームの場合、CPUに求められる能力はゲームタイトルによって違ってきます。

 近年流行のオープンワールド系のゲームの場合、多くのNPCを動かしたり物理演算のため、マルチコアCPUへの最適化が進んでいます。このようなゲームではCPUにはマルチスレッド性能が求められることになり、6コアや8コアなど、多くのCPUコアを持ったCPUが有利になります。

 一方、FPSゲームのように60fpsよりも遥かに高いフレームレートでの動作を期待するゲームでは、1秒間に実行できる処理の数が重要となるため、シングルスレッド性能に優れたCPUが求められます。

 フレームレートより描画品質を追求するCPUコア数の多いLGA2011-v3モデル、高フレームレート狙いならLGA1151モデルと言った具合での選び分けることをお勧めいたします。なお、当店のオーバークロックBTOパソコンでは、CPUをオーバークロックすることによりシングルスレッド性能を引き上げたLGA2011-v3モデルをご用意しております。より多くの環境で高いパフォーマンスを求められる場合は、こちらをご検討ください。

ゲームインストール用ストレージにはSSDを選択。録画をするならHDDも搭載

 近年のゲームタイトルでは高解像度のテクスチャを使用することで描画品質を高めていますが、これには多くのディスク容量を必要とするとともに、それを読み出すのにも時間を要することになります。

 こうした大容量化したゲームを快適にプレイするためには、HDDよりも高速なSSDが適しています。OSをインストールするシステムストレージに大容量SSDを選択するのがシンプルですが、システム用とは別のSSDを搭載し、ゲームは全てそちらのSSDにインストールするという使い方がおすすめです。パフォーマンス面では、NVMe対応SSDがベストですが、2.5インチSSDでも十分なパフォーマンスは得られますので、複数のゲームをインストールされるのであれば、容量を重視して選ぶと良いでしょう。

 また、最近のビデオカードが備えている録画機能を利用するのであれば、録画データの保存先としてHDDを追加するのもお勧めです。容量単価が安く、書き換え回数に制限がなく、録画のために必要な転送速度は十分に確保できるというHDDの特性は、録画データの記録先に適したものとなっています。

メインメモリは16GB以上を推奨

 メインメモリは16GB以上搭載することをおすすめします。先に紹介したグラフィックカードやCPU、ストレージに比べ、ゲームのパフォーマンスに及ぼす影響は大きくないメインメモリですが、容量が不足する状況に陥るとゲームを含めあらゆるパフォーマンスが大幅に低下してしまいます。

 近年のゲームでは必須条件に8GBの容量を必要とするものも登場しています。また、Modなどを適用する場合、ゲームの推奨容量よりも多くのメインメモリが必要となる場合もあります。メインメモリ不足によるパフォーマンス低下を避けるためにも、容量にはなるべく余裕を持たせておきたいところです。

4つの要素を抑えて快適なゲーミングPCを構築しましょう

 以上、ゲーミングPCを選ぶ上で重要となる、グラフィックカード、CPU、ストレージ、メモリの4要素についてご紹介しました。

 まずはグラフィックカードを決め、次にプレイしたいゲームに適したCPUを備えたBTOパソコンを選択。その後でストレージとメモリのカスタマイズをするという流れで選んでいけば、ゲームに適した構成のBTOパソコンをお選びいただけます。

■関連リンク
OVERCLOCK WORKS BTOサイト
http://bto.ocworks.com/bto/index.html

BTOパソコン ご相談・お見積もりフォーム

http://bto.ocworks.com/bto/order-maid.html 

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