9月に発売が予定されているAMDの16コアCPU「Ryzen 9 3950X」。第3世代Ryzenの最上位モデルとして注目の同CPUについて、現時点で判明している情報を改めてチェックしてみましょう。
●749ドルの16コア32スレッドCPU「Ryzen 9 3950X」
Ryzen 9 3950Xは、今年7月に発売された第3世代Ryzenの最上位モデルととなるSocket AM4向けのCPUです。国内での発売日と販売価格は未定ですが、9月から749ドルでの発売が予定されています。
Ryzen 9 3950Xは、1つで最大8コア16スレッドを実現するCPUダイを2基搭載することで16コア32スレッドを実現。メニーコアCPUでありながらも、ベースクロック3.5GHz、最大ブーストクロック4.7GHzと動作クロックも高く、TDPは105Wに抑えられています。
発売済みの第3世代Ryzen最上位モデルである12コアCPUのRyzen 9 3900Xより4コアも多いことから、非常に優れたマルチスレッド性能を実現していることが期待されます。また、ブーストクロックも高いので、使用コア数の少ないゲーム用途でも高いパフォーマンスが期待できます。
749ドルという価格はRyzen 9 3900Xより250ドル高いため、コストパフォーマンスは最良ではありませんが、性能面でメインストリームクラスの最高のCPUとなることは間違いありません。高性能なCPUを求めるクリエイター兼ゲーマーにとっての有力な選択肢となるでしょう。