自作PCの知識

AMDのOCユーティリティ「AMD Ryzen Master」を使ってみよう

 AMD Ryzen Masterは、AMD自身が提供しているRyzen向けのオーバークロックユーティリティです。本日はこのユーティリティの導入から出来ることまでをご紹介します。

●Ryzen Masterの入手
 Ryzen Masterは、AMDのウェブサイトからダウンロードできます。

 以下のページの最下部にある「今すぐダウンロード」をクリックすると、インストーラのダウンロードが開始されます。

 オーバークロック制御用AMD Ryzen Masterユーティリティ

●Ryzen Masterのインストール
 AMDのウェブサイトから入手したインストーラを起動すると、インストールウィザードが開始します。

 ソフトウェアライセンスに同意して、ウィザードに沿って手順をすすめればRyzen Masterのインストールが実行されます。

rm-01

●Ryzen Masterでできること
 Ryzen Masterでは、稼働中のCPUのステータスをモニタリングできる他、CPUやメモリに関連する詳細な動作設定を行うことができます。当然ながら、製品仕様範囲外へのチューニングは保証対象外となるので注意しましょう。

 Ryzen Masterで可能なステータス表示やチューニングはCPUの世代によって異なっており、使用中のCPUの違いにより、GUIのデザイン自体が異なる場合があります。

RM-02

 どの世代のRyzenでも出来るチューニングとしては、コア毎の最大動作クロックや電圧設定、無効化するコアの数や、SMT(同時マルチスレッド)の有効/無効などがあります。最新世代のRyzenなら、電力リミットなどのチューニングや、リミッターを開放するOC機能「Precision Boost Overdrive」の設定も行えます。

 設定の適用には再起動が必要となる場合もありますが、複数の設定をプロファイルに記録しておくこともできるので、用途に応じた動作設定をプロファイルの切り替えで適用すると便利でしょう。

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