DDR4 Skylakeは高クロックメモリ耐性が高く、DDR4-3200は人気のクロックです。
当店で扱っているG.Skill製品のSkylake用DDR4-3200は45種類にもなり、どれを選んだらいいのか、ちょっとわかりにくい状態になっています。
そこで今回は選び方を紹介したいと思います。
(1)まず容量を決めてください
2枚組のセットと4枚組のセットがあります。
8GB = 4GB×2
16GB = 4GB×4
16GB = 8GB×2
32GB = 8GB×4
32GB = 16GB×2
64GB = 16GB×4
16GBと32GBにするには2枚組、4枚組が選べますが、合計16GBの場合は8GB2枚のほうをおすすめします。理由は4枚のほうが初期不良や故障のリスクが高くなるからです。
合計32GBも16GB2枚組をおすすめしたいところですが、16GBモジュールはマザーボードによっては対応できていないこともあるので、注意が必要です。商品詳細ページにメーカー製品ページへのリンクがあるので、そこのQVLで使用予定のマザーボードが掲載されているかを確認してみてください。
当店の3点セットであれば、16GBモジュールも最新BIOSにアップして動作を確認した上で出荷しますので、心配な方はこちらをおすすめします。
(2)次にタイミングを選びます
メモリタイミングは小さいほど「速い」ことを意味しています。
CL14 > CL15 > CL16
←速い
つまりこの順番に性能は高いといえます。
8GB×2ですと以下の順になります。
F4-3200C16D-16GTZB (CL16-18-18-38)
↓
F4-3200C16D-16GTZ (CL16-16-16-36)
↓
F4-3200C15D-16GTZ (CL15-15-15-35)
↓
F4-3200C14D-16GTZ (CL14-14-14-34)
実際、価格はこの順番に高いです。タイミングと価格を考えてみましょう。
RipjawsVシリーズのDDR4-3200で一番安いCL16-18-18-38を基準として価格差を表にしてみました(2016年1月
7日現在。価格は変動します)。
RipjawsV | 4GB×2 | 4GB×4 | 8GB×2 | 8GB×4 | 16GB×2 | 16GB×4 |
---|---|---|---|---|---|---|
CL16-18-18-38 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
CL16-16-16-36 | +300 | +800 | +900 | +1,800 | +600 | x |
CL15-15-15-35 | x | x | +2,200 | +4,400 | +1,300 | +2,600 |
CL14-14-14-34 | x | x | +5,600 | +11,300 | +7,100 | +14,200 |
価格的にみると、CL16-18-18-38とCL16-16-16-36がリーズナブルといえます。
CL15とCL14はやはりCL16と比べ価格差がありますが、性能を一番に考える方はご検討ください。CL14はスペック的には魅力ですが、CL15よりもさらに高価です。
(3)ヒートスプレッダーを選びます
型番の末尾の「VR」「VK」「TZ」はヒートスプレッダーを表しています。
VR
はRipjawsVのレッド、VKはRipjawsVのブラック、TZはTridentZシリーズのヒートスプレッダーとなります。色は固定されています
ので、レッドを選んだ場合、他の色になることはありません。特別なカラーとして「VS」シルバー(写真では白っぽくみえますが、銀色です)、「VGB」グレーも一部スペックのみラインナップがあります。
<ヒートスプレッダーの例>
F4-3200C15D-16GVR RipjawsV レッド
F4-3200C16D-16GVK RipjawsV ブラック
F4-3200C16D-16GVS RipjawsV シルバー
F4-3200C16D-16GVGB RipjawsV グレー
F4-3200C16D-16GTZ TridentZ
見ていただいたように、容量、タイミング、ヒートスプレッダーの違いでこれだけラインナップが増えてしまっています。それぞれを選べば、希望の製品にたどりつけます。ぜひ、ベストな製品を選んでください。
もしわからない場合は、当店のメモリコンシェルジュにご相談ください。
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