Broadwell-E世代のメモリの選び方をまとめたいと思います。
●Broadwell-EのCPUはどれ?
以下の型番がBroadwell-EのCPUになります。
Intel Core i7-6950X
Intel Core i7-6900K
Intel Core i7-6850K
Intel Core i7-6800K
各CPUのスペックや詳細については以下の記事をご覧ください。
Broadwell-Eの製品ラインナップと選び方
●対応マザーボードは?
Intel X99チップセット搭載のマザーボードになります。
DDR4-3200以上のメモリを使用したい場合は、Broadwell-E発売後にリリースされたX99マザーがおすすめです。当店のX99ラインナップでいえば
ASUS X99-A II
ASUS X99-DELUXE II
ASUS ROG STRIX X99 GAMING
ASUS ROG RAMPAGE V EDITION 10
になります。
●容量と構成枚数の選び方
クワッドチャンネルですので、4枚組、または8枚組を選択してください。
最小の構成としては4GBの4枚組となります。スロットが8本あるマザーボードは8枚組も選べます。以下が考えられる構成の合計の容量です。
・4GB×4=16GB
・8GB×4=32GB
・8GB×8=64GB
・16GB×4=64GB
・16GB×8=128GB
通常の用途であれば16GBあれば問題ないと思います。ですがX99を選ばれる方はやはりかなりPCを使っている方のようで、32GBを選ぶケースが多いです。64GB、128GBはメモリを多く必要とする処理をさせる方向けになります。
●クロックの選び方
Broadwell-Eの標準クロックはDDR4-2400となります。Haswell-EではDDR4-2133でしたので、間違えないようにしてください。
X99対応DDR4-2400
1.2VスペックはDDR4-2800まで。安定動作と発熱が心配な場合、特に小さいケースを使っている場合などは電圧が標準の1.2Vのものを選択したほうがいいと思います。
パフォーマンスを重視したい方はDDR4-3000以上のクロックを。G.SkillではDDR4-3200以上のラインナップが充実しています。
X99対応DDR4-3200
X99対応DDR4-3300
●注意点
・8枚組は動作がシビア
メモリは枚数が多くなるほど、動作がシビアになります。故障する率も枚数分アップします。しっかり動作検証をした上でご使用ください。
・16GBメモリは対応に注意
16GBメモリはBIOSをアップしないと安定しないことがあります。発売がちょっと古いマザーを使う場合は気を付けてください。
・DDR4-2800以上はCPUのクロック耐性に注意
Broadwell-Eはメモリクロック耐性がHaswell-Eより高く、DDR4-3200を超える対応メモリも発売されています。ですが、必ずしもハイクロックで動作するということではないのでご注意ください。動作を左右するのはCPUのメモリクロック耐性です。メモリコントローラーがCPU内部にあるため、メモリだけでなくCPUも重要です。
問題としては動作させてみないとCPUのメモリクロック耐性はわからないということです。
また動作しなかった場合、メモリ、CPU、マザーボードのいずれかのパーツが原因と考えられますが、この切り分けは難しいです。当店では複数の組み合わせをテストすることが可能ですが、通常PCを組む場合は1セットずつしかパーツはないので切り分けが困難となります。
当店の3点セットなら出荷前に動作チェックしてお届けしております。以下関連記事もご覧ください。
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