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AMD RyzenでDDR4-2400が動かないときはメモリタイミングをチェック!

AMD RyzenはINTELに比べてメモリ周りにちょっと注意が必要です。

INTELプラットフォームとは通るメモリタイミングが異なるようです。
DDR4-2400の場合、通常INTEL Z170やZ270用メモリでは

15-15-15-35

というタイミングの製品があります。たとえばこのメモリです。

G.Skill F4-2400C15D-16GVR (DDR4-2400 CL15 8GB×2)

ですがRyzenの場合はこのタイミングを設定すると起動しないことがあります。
DDR4-2400製品でXMPにこのタイミングが入っていた場合、ASUSのD.O.C.P機能で読み込んできても起動しない可能性があります。
でもこれでDDR4-2400が起動しないと諦めないでください。
Ryzenでは

15-15-15-39

4つ目のパラメータCycle time(tRAS)を「39」にしてみてください。これで起動する可能性があります。
ASUS PRIME X370-PROでは以下の設定となります。Ai TweakerのDRAM Timing Controlで「DRAM RAS# ACT Time」で設定します。
memory_timings
DDR4-2133の場合は15-15-15-35でも起動しますが、DDR4-2400の場合、tRASの「35」という値は苦手のようです。ここがINTEL系と異なるところです。

先日発売されたG.SkillのRyzen用メモリでもDDR4-2400のスペックは15-15-15-39となっています。
もし以前購入したDDR4-2400メモリで起動しないと思っていた方は試してみてください。

ただし上位マザーボードは「35」でも動作するものもあるようですし、メモリによっては「39」でも起動しません。
特にICチップが両面実装されているメモリは厳しいようです。ちょとメモリについてはまだ試してみることがあると思っています。

G.SkillではRyzen用メモリをリリースしていますので、新規にRyzen用にメモリを買われる方はこちらをおすすめいたします。
AMD Ryzen用メモリG.Skill FLARE Xシリーズ、FORTISシリーズが入荷!

FLARE_X_4

※この情報は2017年3月12日現在のものです。BIOSアップデートなどで動作状況が変わることも考えられます。

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