先日発売された第2世代Ryzenについて、改めて製品ラインナップと特徴を確認してみましょう。
現在までに発売された第2世代Ryzenは、8コア16スレッドCPUのRyzen 7が2モデル、6コア12スレッドCPUのRyzen 5が2モデルです。
第2世代Ryzenは、昨年発売された第1世代Ryzenのマイナーチェンジモデルで、CPUのアーキテクチャはZENからZEN+、製造プロセスは14nmから12nmへと、それぞれ改良されました。これにより、動作クロックの向上やキャッシュ速度の改善。そして、低価格化を実現しています。
また、自動オーバークロック機能の「Precision Boost 2」や「XFR2」が強化されており、使用するスレッド数に応じてリニアにクロックが変化するようになっています。これによって、ゲームなどでのパフォーマンスが改善しました。
これらの改善によって、第2世代Ryzenは同価格帯で販売されている第1世代Ryzenよりも高い性能を備えており、大変コストパフォーマンスの高いCPUとなっています。また、第2世代Ryzenは全モデルに純正クーラーが付属しているので、第1世代のXモデルのように別売りのCPUクーラーを買う必要もありません。
実性能とコストパフォーマンスの両面で非常に魅力的なCPUとなっている第2世代Ryzenですが、過去に発売されたSocket AM4マザーボードで利用するにはUEFIの更新が必要です。X370やB350チップセットを搭載したマザーボードと組み合わせる場合は、第2世代Ryzen対応版UEFIが適用されているか否か、事前に確認しておきましょう。