8月13日より、AMDのハイエンドデスクトップ向けCPU「第2世代Ryzen Threadripper」の発売がスタートしました。今回は、同CPUのラインナップと特徴についてご紹介します。
●4ダイの「WXシリーズ」と2ダイの「Xシリーズ」に分かれた第2世代Ryzen Threadripper
4製品の投入が予定されている第2世代Ryzen Threadripperは、8月13日に発売となった32コアの「2990WX」に続いて、16コアの「2950X」が8月末、12コアの「2920X」と24コアの「2970WX」が10月に順次発売予定です。
Xシリーズは従来のハイエンドデスクトップPCユーザーを対象とした製品群で、いわゆるエンスージアストやゲーマーをターゲットにしています。
一方、WXシリーズはクリエイターやイノベーターをターゲットにするとされており、これまでサーバーやワークステーション向けCPUでしか実現できなかった、24コアや32コアという膨大なCPUコアを実現しています。
現状、WXシリーズは独特のダイ間接続や、PC向けには存在しなかった膨大なコア数での動作を想定しているアプリケーションの少なさから、ベストのパフォーマンスを発揮できるシーンは限られています。AMDの推奨する通り、多くのPCユーザーにとってはXシリーズの方が扱いやすいCPUと言えるでしょう。