本日は、2020年冬のGPUの選び方として、ミドルレンジGPUのラインナップと選択のポイントを紹介します。
2~5万円台のGPUをピックアップ
今回は、2~5万円台で購入できるGPUをミドルレンジ製品としてピックアップしてみました。
これらのGPUの中でもっとも高性能なのは、NVIDIAのGeForce RTX 3060 Tiです。ミドルレンジGPUでは唯一の最新世代製品で、5万円台から購入できるGPUであるにも関わらず、その性能は前世代のハイエンドGPUであるGeForce RTX 2080 SUPERを凌ぐ性能を備えています。
したがって、性能を追求するのであればGeForce RTX 3060 Ti一択となりますが、この強力なGPUの登場によって価格の下がれば、GeForce RTX 20シリーズやRadeon RX 5700シリーズが費用対効果の高い選択肢となる可能性もあります。ただし、Radeon RX 5700シリーズはレイトレーシング用の演算コアを持たないので、レイトレーシングを体験してみたい方は注意しましょう。
一方、2万円台には価格と性能のバランスに優れたGeForce GTX 1660 SUPERが存在しており、リアルタイムレイトレーシングのサポートや画質にあまりこだわらないゲーマーにとっての有力な選択肢となっています。
ミドルレンジは価格帯が広いので上位と下位で性能や機能に大きな差がついています。予算と相談しながらどの製品が良いのか検討することになりますが、ゲームでの性能を特に重視されるのであれば、「VRAM容量=8GB以上」を基準として検討するとよいでしょう。