2021年5月における「CPUの選び方」として、ローエンドCPU選びのポイントを紹介いたします。
ローエンドクラスとして、4コア以下のCPUをリストアップ
2021年5月現在のローエンドCPUとして、4コア以下のCPU製品をリストアップしてみました。
Intelの「Comet Lake-S Refresh」が中心となるローエンドCPU
現在のところ、ローエンドクラスにはIntel・AMDとも最新アーキテクチャを採用したCPUを投入しておらず、Intelの第11世代Core(Rocket Lake-S)と同時発売された第10世代Coreの新モデル(Comet Lake-S Refresh)がこのクラスの最新製品となっています。
AMDはZen 2アーキテクチャを採用したCPUとAPUが用意されていますが、在庫が枯渇気味であるため、実質的にはIntel製品が主な選択肢となるのが現状です。なお、Comet Lake-S Refreshに関しても、TDP 35WのTモデルについては通常パッケージが発売されていません。
ローエンドCPUの本命となるComet Lake-S Refreshは、LGA1200ソケットを採用しておりますので、対応BIOSが導入されたIntel 400/500シリーズチップセット搭載マザーボードで利用できます。
現状は入手性とコストパフォーマンスに難がある最新ローエンドCPU
2021年5月現在のローエンドCPUには、最新アーキテクチャ採用CPUが投入されておらず、比較的新しい製品も品薄や価格のメリットの薄さが目立っています。
新製品でもっとも有力な選択肢はComet Lake-S Refreshとなりますが、Refreshではない従来の第10世代Core(Comet Lake-S)ベースのCore i3やPentiumの在庫も存在していますので、販売価格の差を確認したうえで、そちらを選択してみるのも良いでしょう。