2021年末版「CPUの選び方」、今回はミドルレンジ編として2~4万円で購入できるCPUについて紹介いたします。
6コアCPUが主流のミドルレンジ向けCPU
2021年末時点で、2~4万円で販売されているCPUをリストアップしました。一部8コア以上のCPUも含まれていますが、この価格帯では6コアCPUが主流となっています。
Alder Lake-Sの10コア16スレッドCPU「Core i5-12600K(F)」が登場
2~4万円の価格帯には、Alder Lake-Sこと第12世代Intel Coreプロセッサーの下位モデルであるCore i5-12600K(F)が登場しました。
6基のPコアと4基のEコアを備える10コア16スレッドCPUであるCore i5-12600Kは、シングルスレッドとマルチスレッド性能の両方でこの価格帯におけるベストなCPUとなっており、この価格帯でパフォーマンスを追求するユーザーにとって最有力なCPUとなるでしょう。
現状ではDDR5メモリやマザーボード価格がネックになりますが、比較的安価なDDR4メモリやDDR4版マザーボードも利用できます。
Ryzen 5 5600GやCore i5-11400も存在感
この価格帯には、AMDのデスクトップ向けAPUであるRyzen 5 5600Gが存在しています。クラス最高の内蔵GPU性能を備えたRyzen 5 5600Gは、Zen 3ベースの6コア12スレッドCPUも備えているので、軽量なゲームなら動かせる程度のGPU性能と優秀なCPU性能を単体で両立できます。
また、2万円付近で販売されているCore i5-11400(F)は、Rocket Lake-Sベースでシングルスレッド性能に優れています。依然としてコストパフォーマンスに優れたCPUではありますので、Alder Lake-Sの廉価モデルが登場を待てないという方にとっては悪くない選択肢と言えるでしょう。