今回は、Intelの携帯ゲーミングPC向けSoC「Arc G3」について紹介します。
Arcブランドを冠するPanther LakeベースのモバイルSoC
IntelのArc G3は、ノートPC向けCore Ultra シリーズ 3にも採用されているPanther Lakeを携帯ゲーミングPC向けにカスタマイズしたSoC(System on Chip)です。
Arc G3 シリーズのラインナップは、12コアGPUのArc B390を擁する上位モデル「Arc G3 Extreme」と、10コアGPUのArc B370を擁する「Arc G3」の2モデルで、いずれも14基のCPUコア(Pコア×2基、Eコア×8基、LPEコア×4基)を備えています。

携帯ゲーミングPCでの利用に特化したArc G3 シリーズは、Core Ultra X9 388Hと同じタイル構成を採用しながらも2基のPコアを削減したほか、Thunderbolt 4のポート数や出力可能なディスプレイ台数など、携帯ゲーミングPCでは必要ではない機能が削減されています。
一方で、電力指標についてはCore Ultra X9 388Hと同等のPBP=25W、MTP=80Wを維持しており、より多くの電力をGPUコアに配分できる構成はArc G3 シリーズの特徴です。
Panther Lakeで採用されたTSMC N3Eプロセス製のGPUコアは、iGPUとしては大変優秀なゲーミング性能を備えていることが知られており、Intel XeSS 3による超解像やマルチフレーム生成を用いることで、リアルタイムレイトレーシングを用いるAAA級ゲームタイトルもプレイ可能であるとIntelは主張しています。
既にMSI Claw 8 EX AI+やAcer Predator Atlas 8など、Arc G3 シリーズを搭載する携帯ゲーミングPCが発表されています。高性能な携帯ゲーミングPCを求めている方にとって、今年後半にも搭載PCが発売される見込みのArc G3 シリーズは見逃せない存在となりそうです。
このブログ記事はPCパーツショップOVERCLOCK WORKSが制作・配信しています