現在ではCPUの性能が上がり、オーバークロックの意味と用途が変わりつつあります。
当店のBTO OC PCでは、会社様、学校関係様からご注文いただくことが増えました。比率的には個人の方が減ってきています。
CPUがマルチコア化したことにより、パワフルな処理はコア数に左右されるようになりました。OCよりコア数が多い高いCPUを搭載したほうが性能がアップするということです。自分にとってOCは意味があるかどうか? 一つの判断として以下の例を見てください。
たとえばCore i7-5930Kのベース動作周波数は3.5GHzです。当店のBTO PCの4.2GHzオーバークロックモデルは20%のクロックアップを行っていることになります。
マルチコアのCPUですべてのスレッドを100%使うような処理の場合、20%のOCは、20%の性能アップを意味しています。単純計算で、1分かかるレンダリングは50秒になり、1時間かかるエンコーディングは50分になるということです。
これを大して違わないとみるか、大きく違うとみるか?
この答えがそのまま、その人にとってOCに意味があるかどうかです。
全コアに対する負荷具合と、1日にどれくらいその状態で使うかを考えると、OCの意味合いが見えてきます。
業務でPCを使っている方のほうが時間あたりの処理能力にシビアで、その分に予算を付けられるか判断しやすいのではないかと思います。
PCの用途をご連絡いただければ最適なBTO PCのご提案も可能です。