以前ご紹介したIntelの単体GPU「Intel Arc」の登場時期について、Intelから新たなスケジュールが公開されましたので紹介いたします。
ノートPC向けから登場する「Intel Arc」
Intelが開発中の単体GPU「Intel Arc」については、開発コードネーム「Alchemist」ベースの第1世代GPU製品群が、2022年第1四半期に登場予定であると公表されていました。
予告されていた2022年第1四半期となった現在、Intelはこのスケジュールについてのアップデートを発表しており、第1四半期中にノートPC向け、第2四半期にはグラフィックカード、第3四半期にワークステーション向けという順番で、AlchemistベースのGPUが順次登場することになるようです。
また、最新の情報として、太平洋標準時の3月30日午前8時（日本時間3月31日午前1時）にノートPC向けIntel Arcのお披露目イベントを行うことを明らかにしています。
▼Intel Arc Event
https://www.intel.com/content/www/us/en/events/arc-events.html
ややスケジュールが押し気味ではありますが、リアルタイムレイトレーシング用のアクセラレーターや、AIベースの超解像技術などを備えたDirectX 12 UltimateフルサポートGPUになることが予告されているIntel Arcは、NVIDIAとAMDの2強体制が続くGPU市場に変化をもたらす可能性を秘めたGPUです。
自作PCユーザーが期待するデスクトップPC向け（グラフィックカード）の登場はもう少し先になりそうですが、Intel Arcに興味をお持ちの方はまず、ノートPC向けのIntel Arcがどの程度の性能を実現しているのかを、お披露目イベントでチェックしてみましょう。
